のどの災難~やぶ医者~

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仕事の引継ぎにともない、書類の廃棄にシュレッダーを2時間使い、ファイリングをし直し、整理して、忙しく一日を過ごした。その日は暑くて、疲れていても夜も寝付けず窓を少し開けて眠ってしまった。

すると翌朝のどに痛みが走っていて、相当はれている様子である。今までにない尋常な痛みとはれに不安を感じ、出勤前に駅前の耳鼻咽喉科に直行した。

痛みとはれを説明しようとするが、その説明も終わらないうちに「はい、ちょっと診させてくださ~い」とのどの診察が始まった。医者はのどを診て鼻の中も診て、「のども鼻も切れて出血してますね」という。経験したことのない激しい症状に私はびっくりしたが、原因に思いをはせる間もなく、「じゃ、抗生剤と炎症を抑える薬、それからせきが出ないように脳に指示する薬と整腸剤、それから痰を出やすくする薬・・」と続けざまに言うので、私は思わず「えっ!」と驚きの声を上げてしまった。医者はすかさず「何?多い?飲んだほうがいいと思うよ」と決めゼリフのように一気に言うと、私は何も言えず、6錠の飲み薬とうがい薬、そして消炎トローチをもらって退散した。

そこから地獄の日々が始まる。1日3回食後に薬を飲む。しかし体調に異常はなかったはずなのに頭がフラフラしてくる。いや~~ここまでウィルスにやられて、抗生剤と白血球が猛烈に闘い、死闘を繰り広げているのだろうか・・・と想像しながら、その日の業務をどうにか終えた。しかし発熱はない。ウィルスと闘う時は殺しやすいように体温は上がるのではなかったか・・・私の白血球が気を利かして、会社を休まなくていいように平熱で頑張ってくれているのか。そんなことを思いながら薬を飲み続けた。

しかし4日目には、今まで以上に朝からフラフラになっている。ここまで頭がボーッとする原因がわからない。そして痛みは少ししか引いていない。会社に行ったはいいが頭も回らず、熱が出そうな気配だ。私は早々に会社を早引きし一目散に帰って布団に入った。

夜になり、やっと食事をすると、いつもの薬を飲んだ。しかしこのあたりから、このフラフラの原因は私に気を利かした白血球のせいではなく、この薬のせいではないか。なぜならのどが痛みだした時、のど自体は相当にはれていたけど、体調はどこもおかしくなくピンピンしていたのだから。

そこで早引きした金曜日から2日間薬を朝晩2回だけにし、日曜日はとうとう飲まなかった。するとどうだろうか、頭がはっきりとし出してきて、フラフラもなくなったのだ。

私は原因がウィルスではないことを確信し、と同時に本当の原因にも思い当たった。

その翌日、くだんのやぶ医者(ここからは名詞を一つ加える)のところに行き、2回目の診察を受けた。

ドアを開けて早々に私は、「薬が少々強かったですよ」と批判がましく言うと、「え、そうですか?ちょっと見せてください」と、のどを診始めた。私はすかさず「おそらくこれ、原因はシュレッダーの粉塵だと思います。薬で頭がフラフラでしたよ」と言った。私は暗に「あなたの処方した多くの薬は何の役にも立たず、かえって私の健康を害しただけだ」と言ったのだ。するとやぶは負けじと「でも8割がた良くなっていますよ」などと言う。私は「今度の薬は脳に影響のないものを出してくださいよ」と言うと、「脳に影響のある薬なんて入れていませんよ」などと言ってくる。このやぶ野郎と思いながら、「せきを止めるために脳に指示する薬を出しましたよね」と言うと、そ知らぬ顔で「ヘヘっ(と苦笑いしつつ)、弱い薬ですよ」と言いやがる。そして「もともと体調が悪かったんじゃないですか。シュレッダーの件は会社に言ってくださいね」と誤診を認めないよう、一生懸命その場をつくろい始めた。私はそれには答えずただやぶ医者をにらんだ。すると「薬は・・・・炎症止めと、、痰をでやすくする薬で・・・あ、・・うがい薬は、まだありますか?」と弱々しく言うので、「少し残っています」。次に「それなら、うがい薬も、出しておきますね。・・他には何か・・・」と不安そうにこちらの様子をうかがうので、「トローチを大目に出してください」と言った。やぶはそそくさと「はいっ」と言ってカルテに書き加えると、早々に「では向こうでネブライザーをお願いします・・・」と退室を求めてきた。私は心の中で「このやぶ野郎!!」と思いながら部屋を出た。

やぶにどう仕返しをすればいいのか・・・などと考える余裕は実はなく、やっと正しい処方箋をもらっていったん安心したのだった。これでのども良くなるだろうと気分も少し上向きになる。ところが、これにはもう1ラウンドおまけがついていた。

新しく出た薬は薬局でも売っていそうな見るからに軽い装いの錠剤1つとカプセル1つだった。私は気を取り直し、すぐに2粒の薬を水で飲んだ。

ところがどうしたことか、こんどはカプセルが私ののどの内側にピタリっとくっついてしまったのだ。私はあわてて水をがぶ飲みし、何度もつばを飲み込む。しかしカプセルは離れない。温かいコーヒーを流し込み、溶かして流し込もうとするがはがれない。もう電車に乗らなくてはいけない。時間がない。しかたなく電車に飛び乗った。

1時間後、会社でも水を飲みまくるが、いっこうにカプセルがはがれ落ちた気配がない。昼食時になってものどにカプセル感があり、食欲もわかない。おそらく、カプセルはのどにくっついたまま溶けてしまったのだろう。そしてその内容物は本来なら胃を通過して腸あたりで吸収されるようにとカプセルに包まれていたのだろうが、何の因果か胃にも到達できず、のどで摂取されてしまった。私ののどに残ったカプセル感は薬の摂取のあとに違いない。のどの一点がやたらヒリヒリする。

それから2日間せきがとまらなかった。のどの炎症を抑える薬が、不本意ながらのどの炎症を引き起こしてしまったのだ。

こればかりはやぶのせいとは言えないけど、、私のかわそうな、のど・・・

のど痛い うらめしやぶ医者 レビューゼロ

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