ココロときめかせる徳之島2:犬の散歩と牛

私が滞在していたのは徳之島に3つある村のうちの一つ伊仙町の木之香(きのこぅ)。そこのおばさんの家にやっかいになっていたのですが、私が到着する4日前に、なんと1年以上も行方不明になっていた飼い犬のタッチが家に帰ってきたというので、小さく大騒ぎしていました。いなくなった当初は集落の放送用スピーカーで「東村山さんとこの犬のタッチがいなくなりました。見かけた方は村役場までお知らせください」と集落でも犬を見つける努力をしてくれたのですが、そのかいもなく見つからなかったのでした。

ところが数日前、山の方の集落で似た犬がいるという連絡が入り、行ってみるとなるほどタッチに似ている。いなくなった時も見つかった時も首輪がない状態なので、体型と顔だけで判断しなければならないのですが、タッチはどこにでもいそうな柴犬の雑種です。おじさんおばさん曰く、「本物のタッチがどうかよくわからんけど、まあいいか」とのこと。彼(オス犬)も愛嬌がありすぐに慣れ、顔を見に来る集落の子どもたちに尻尾を振って喜んでいるのでした。

こちら朝の犬の散歩中の風景。やぎがあちこちで草を食べていました。

 

県道を走るバス時刻表はこんな感じ。

 

昼過ぎ本家に行くとおじさんは裏の牛小屋にいるということで、さっそく牛小屋に行きました。

庭先からの風景

 

 

同じく庭の木。じつはこちらの中央左あたりに手のひら大のクモがいます。トップの写真で探してみて。

 

 

 

 

 

 

 

 

こちら牛小屋

  

鹿児島牛となる牛たち。

 

 

 

生まれたばかりの牛。すでに大きい。

ちょっとドナドナ感があり、複雑(苦笑)。

 

 

 

 

 

 

 

この闘牛用の牛は100数十万円で売れたらしい。今月ひらかれる全島あげての闘牛大会に備えて、この牛小屋で調整をしているということです。何の訓練をしたのか、写真ではわかりにくいですが、鼻息も荒く目つきも熱を帯び、ずいぶん怖かった。これで体重は1トンを越える。

 

 

こんな掘立小屋のような牛小屋でも、台風には強く、暴風50メートル域に入っても大丈夫なのだそうだ。おそるべし島の牛小屋。

 

文:キヨ

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