気になるあの子に ちょっと魔法を
こんにちは!
営業部社馬の健脚ペガソスです。パカラッ。
5月の新刊、
『シャーマン・ヒーラー・賢者』
がAmazon形而上学・存在論カテゴリで一位をキープ中👑✨✨
(6月2日現在)
お買い上げくださいました皆様、ありがとうございます!
※品切れしてたけど重版しました! お待たせ!(6月16日付記)
ペガもこの本は読んでいて特にワクワクした一冊。
著者がインカのシャーマニズムを学ぶ間に経験した出来事が、当時は大変だったでしょうが、読む分には悲喜こもごもの冒険物語そのものなんです。
たとえば若い時分の著者が初めて黒魔術に触れたくだり。
「祝いなんて信じるヤツにしか通用しない。自分にはかからない。賭けてもいい」
で賭けをし、つつがなく祝いをかけられてのたうち回る安定飛行ぶりです。
こんな体験を経て、西洋文化とそこで受けた高等教育にいったんストップをかけ、キャリアを捨ててアンデスのシャーマンに弟子入りしていくわけです。
で、読んでいる時に思い出した話がありまして。
これまた祝いをかけられてしまったという人の体験談です。
学者さんでしたが、フィールドワークのためどこかの国に行った際、よくわからない理由で現地のある住民の不興を買ってしまい、結果、
「祝いをかけられてしまったんですよ」(淡々と)
ということに相成りました。
その学者さんもやはり体調を崩し、調査を続けるのが難しくなってしまったそうです。
ところで、
なんで体調不良の原因が祝いとわかったかというと、
シャーマンを雇って祝いをかけた本人が自慢げにそれを吹聴していた
からです。潔いというよりいっそ清々しいよ。
そのため体調不良の原因が祝いであることも、
祝わせた人も、
祝いをかけたシャーマンの身元も、
完全にオープンだったわけです。
必然的に対処法もおのずと明らかでしたので、自分でもシャーマンのところへ行って(お金を払って)祝いを解除してもらうことでようやく健康を取り戻しました。
(お金を払って)シャーマンを使って祝わせた人も「ざまぁw」の後は別に何もして来なかったとか。
ペガの記憶違いで、本当でないところもあるかも知れませんが、だいたいこんなお話でした。
どうです、「祝い」と聞いてイメージするようなおどろおどろしさを全く感じないのはペガだけかな?
本書では祝いがガチで悪用されたケースも紹介していますが、この場合はちょっとした嫌がらせ感覚だったのでしょうか。
商品として提供する人がいて、それを購入してレビューしたり他の人にオススメしたりする利用者がいるグッズないしサービスとして成立しているわけで、きちんとギャランティも発生している辺り妙に後腐れ感がない。
ヤング対策でモスキート音の出る機械を設置する感じですかね?
目に見えない次元の力を用いるか、目に見える周囲の素材を加工して作り出すか。
自分たちに利用できる/アクセスできるものがたまたま違っているところで文化の違いが出るけど、嫌がらせなんかするところは同じ人間、やってることも同じって気がしました。
同じように裏で工作するにしても、人によって陰湿さの度合いの違いはありますがね。
著者はメリケンさんですが、本書では異文化の間で中立の態度を貫いていますので、どっちがいい/悪いではなく、純粋に比較文化論として勉強になります。
両者の橋渡し的な存在として今後も活躍してほしいものです。
と、つい祝いにフォーカスしすぎてしまいましたが、本書には他にも面白すぎるエピソードがいろいろあり、ヒーリングの技術的側面や心構えといった実際的な情報も盛りだくさんなので、ぜひ読んでみてね!
※在庫がない場合、なんとかなるまでしばらくお待ちください! ごめんね!
文:健脚ペガソス
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